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執筆者:後藤ようこ
YouTube中小企業のためのYouTube活用術!成功する動画マーケティングの秘訣 Ⅱ(運用のコツ)
- 2025年02月13日
- ノウハウ
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執筆者:後藤ようこ
後藤 ようこ取締役副社長
スキル
- ランディング(執筆)
- ディレクション
- コンサルティング
大学病院で看護師として働いたのち、看護教員の資格を取得し看護教育に携わりました。
現在は株式会社ノーブランドの取締役としてウェブサイトやパンフレット制作のディレクションを担当しています。(ディレクションは20年以上の経験を持ちます。)
また、医療系の出版社で医療記事の連載をした経験があります。医療記事をはじめ、販促物に掲載する原稿作成(ライティング)も担当しています。医療知識を持っているため、医療、介護、福祉関係のお客様が多いです
これまで学んできた、教育学、人間関係論、心理学などの知識を活かし、販売促進に関わるコンサルティングも行っています。
<記事の概要>
YouTubeは「継続的な運用」が成功のカギです。どんなに素晴らしい動画を作っても、投稿頻度が低いと視聴者の興味が薄れ、アルゴリズムにも評価されにくくなります。目 次
1「継続は力なり」!週1本以上の投稿を目標に
どんなに素晴らしい動画を作っても、投稿頻度が低いと視聴者の興味が薄れ、アルゴリズム※にも評価されにくくなります。 ここでは、最適な投稿頻度や動画の長さ、視聴者との交流の重要性について詳しく解説します。
※YouTubeのアルゴリズムとは
YouTubeのアルゴリズムとは、ユーザーの興味や行動に基づいて、最適な動画をおすすめするシステム のこと。視聴履歴/視聴時間/クリック率/エンゲージメンなどを元に、ユーザーが興味を持ちそうな動画を「おすすめ」「関連動画」「検索結果」などに表示し、視聴時間を最大化する仕組みになっています。
なぜ定期的な投稿が重要なのか?
YouTubeのアルゴリズムは、「視聴者がどれくらいの頻度でチャンネルを訪れるか」を重要視します。投稿頻度が低いと、視聴者はチャンネルを忘れがちになり、アルゴリズムの評価も下がります。
YouTubeにとっては、できるだけ視聴時間の長い動画を積極的に露出させると、必然的に広告も露出するため、YouTubeにとってもメリットがあるからです。
定期投稿のメリット
ポイント
可能なら週2〜3本を目指す
投稿頻度の目安(チャンネルの目的別)
(以下は、あくまでも一例です)
最も大切なのは、無理なく継続できるペースを見つけることです。
最初から高頻度を目指すよりも、確実に続けられる頻度を設定し、徐々に増やしていく方が成功しやすいです。
2最適な動画の長さ(3〜10分がおすすめ)
なぜ3〜10分が理想なのか?
YouTubeのアルゴリズムは「視聴維持率」を重視しています。視聴維持率が高いほど「この動画は価値がある」と判断され、検索結果やおすすめに表示されやすくなります。
動画の長さ別の特徴
ポイント
※収益化を目指す場合は、15分以上の動画にしないと広告がつきませんので注意が必要です。
3コメントや視聴者との交流でエンゲージメントを高めよう
エンゲージメント(視聴者の関与)の重要性
YouTubeでは、視聴者が動画にどれだけ関与したかが評価に影響を与えます。これをエンゲージメントと呼びます。具体的には、以下の要素が関与しています。
エンゲージメントを高める要素
コメントが多いほど動画の人気度が高いと判断されます。
動画の評価が上がり、より多くの人におすすめされます。
動画を最後まで見てもらえると評価がアップします。
視聴者との交流を増やすポイント
動画内での視聴者参加を促すテクニック
コミュニティ機能を活用する
YouTubeにはコミュニティタブがあります。
ここで、投稿(文章・画像・アンケートなど)を通じて視聴者と交流できます。
また、アンケートを活用し、視聴者の意見を聞いたり(例:「次に見たい動画のテーマは?」)動画の予告や制作裏話を投稿し、期待感を高めていきましょう。
ライブ配信でリアルタイム交流
ライブ配信は、リアルタイムで視聴者と直接やり取りできるため、ファンを増やす効果が高いです。Q&A形式で視聴者の質問に答えたり、新商品の発表やイベント報告をライブ配信で行ってみましょう。
4SEO対策で視聴者を増やすテクニック
YouTubeはGoogle傘下のプラットフォームであり、検索アルゴリズムによって動画が表示される仕組みになっています。ここでは、キーワード設定・アルゴリズム対策・クリック率向上の3つの視点から、効果的なSEO戦略を簡潔に解説してみます。
キーワードを意識したタイトル・説明文・タグ設定
YouTubeの検索結果に表示されやすくするためには、視聴者が実際に検索しそうなキーワードを動画に適切に埋め込むことが重要です。
効果的なタイトルの付け方
タイトルは動画の第一印象を決める重要な要素であり、検索キーワードを含めつつ、興味を引く内容にすることがポイントです。
NGタイトル例
タイトルはとても大事なポイントですので、慎重に検討しましょう。
説明文を工夫する
説明文(動画の概要欄)は、視聴者とYouTubeのアルゴリズム両方にとって重要な要素です。検索されやすくするために、動画の内容を具体的に説明しつつ、関連キーワードを適切に入れましょう。
説明文に入れたい要素
*タイムスタンプとは
YouTubeのタイムスタンプとは、動画の特定の時間を示すリンクのことです。視聴者がその時間をクリックすると、該当の場面から再生されます。時間は半角数字で表記します。00:00からはじめ、チャプターの区切りごとにタイトルと時間を書きます。
00:00 あああああ
05:00 いいいいい
タグの適切な設定
タグは直接的にSEOに影響を与えるわけではありませんが、関連動画として表示される可能性を高めるため、適切に設定することが大切です。
タグ設定のポイント
5YouTubeのアルゴリズムに好かれる動画とは?
YouTubeのアルゴリズムは、視聴者の興味に合う動画を優先的に表示するように設計されています。そのため、「視聴維持率」や「エンゲージメント(コメント・いいね・共有)」を高めることが重要になります。
視聴維持率を上げるポイント
YouTubeは、視聴者がどれだけ長く動画を見続けたかを重視します。平均視聴時間が長いほど、「価値のある動画」と判断され、検索結果やおすすめ動画に表示されやすくなります。
視聴維持率を上げるテクニック
コメント・いいね・共有を促す
エンゲージメントを高める方法
サムネイルとタイトルの工夫でクリック率をUP
どんなにSEOを意識しても、クリックされなければ意味がありません。 クリック率(CTR)を上げるためには、視覚的に魅力的なサムネイルとタイトルの工夫が必要です。
クリックされるサムネイルの特徴
効果的なサムネイル例
魅力的なタイトルの作り方
6すぐに結果は出ないが、長期的な視点で運用することが大切
YouTubeは「マラソン型」のプラットフォーム
YouTube運用の基本戦略は、半年~1年は「種まき期間」だと考えましょう。100本投稿を目標に、じわじわとコンテンツを増やしていきます。視聴者の反応を見ながら改善を繰り返し(PDCAを回す)、視聴者ニーズに沿った動画戦略を継続していきましょう。
成功するYouTubeチャンネルの多くは、1年以上コツコツと運営を続けています。 すぐに結果が出なくても、「この動画はどんな反応があったか?」を分析しながら改善していくことが重要です。
現実的な成長のイメージ
7中小企業ならではの「リアル感」「親しみやすさ」を活かしましょう
大企業にはない「親近感」が武器になる
そのため、「完璧な動画」よりも「人間味のある動画」の方が共感を得やすいです。
会社の歴史や思いをストーリーとして伝えるとファンが増える可能性があります。
社員のキャラクターを活かしたコンテンツを作ると、さらに視聴者との距離が縮まります。
※社員が動画に出演する場合は、プライバシーや本人の意向を重視しましょう。
中小企業だからこそできるYouTube戦略
大手にはできない動画の例
8小さな成功体験を積み重ねて、自社のブランドを成長させよう!
最初から大きな結果を求めず、「小さな成功」を大切にする
YouTube運営は、いきなり大ヒットを狙うのではなく、「小さな成功体験」を積み重ねることが大事です。
小さな成功
成功体験の積み重ねがブランドを成長させる
小さな成功を積み重ねることで、少しずつブランドの認知度が上がり、ファンが増えていきます。特に、視聴者とコミュニケーションをとりながら運営することで、顧客との信頼関係が強化されるのがYouTubeの強みです。
継続的な改善がチャンネルの成長につながる
YouTubeチャンネルの成長プロセス
チャンネル成長のためのチェックリスト
9成功の秘訣は「継続」と「工夫」
YouTubeは、時間をかけて育てる資産型のマーケティングツールです。地道に継続し、試行錯誤を重ねながら、あなたのビジネスを成長させていきましょう!
YouTube成功のための3つのポイント
YouTube運用で意識すべきこと