
執筆者:後藤ようこ
後藤 ようこ取締役副社長
スキル
- ランディング(執筆)
- ディレクション
- コンサルティング
大学病院で看護師として働いたのち、看護教員の資格を取得し看護教育に携わりました。
現在は株式会社ノーブランドの取締役としてウェブサイトやパンフレット制作のディレクションを担当しています。(ディレクションは20年以上の経験を持ちます。)
また、医療系の出版社で医療記事の連載をした経験があります。医療記事をはじめ、販促物に掲載する原稿作成(ライティング)も担当しています。医療知識を持っているため、医療、介護、福祉関係のお客様が多いです
これまで学んできた、教育学、人間関係論、心理学などの知識を活かし、販売促進に関わるコンサルティングも行っています。
<記事の概要>
UD(ユニバーサルデザイン)に配慮した印刷物制作における、色づかいの工夫についてまとめました。目 次
1UD(ユニバーサルデザイン)に配慮した色づかいの工夫
UD(ユニバーサルデザイン)に配慮した印刷物を作る際、色づかいの配慮も重要です。より多くの人にきちんと読んでもらうためには、紙面に掲載した情報が、きちんを伝わる色使いをする必要があります。色を上手に使うだけで、よりわかりやすく伝えることができます。
例えば、色だけに頼ったデザインをすると、色を区別しにくい人は情報を正しく読み取れません。
できれば、白黒でコピーをしても強調箇所などがわかるようにして、情報が正しく伝わるように工夫します。
当社では、ご希望の方にカラーユニバーサルデザインチェック(CUD校正)で、P型D型それぞれのシミュレーションを確認していただくことも可能です。
2色の選び方
印刷物に使う色を選ぶ時は、より多くの人が区別しやすい色を使いましょう。
特に、色覚に異常をお持ちの方などが識別が苦手な色があります。以下のポイントに留意して色を使う必要があります。
できるだけ、暖色系の色と寒色系の色を対比させる色づかいにしましょう。その他、濃い色と薄い色を使って明度差をつけたり、パステルカラーばかりの彩度の低い色同士を、組み合わせて使うのも避けるのが良いでしょう。
3参考文献
なお、本記事は以下の『わかりやすい印刷物のつくり方 ~ユニバーサルデザインの視点から~』を参考にしてまとめています。
わかりやすい印刷物のつくり方 ~ユニバーサルデザインの視点から~
4UD検定に合格したデザイナーがアドバイス制作をします!
ユニバーサルデザインをご希望される場合は、UD検定(※1)に合格したデザイナーが制作させていただきます。
制作物のご用途やお使いになるユーザーの傾向をお伺いし、言葉や図の効果的な使い方、色の組み合わせ、書体の選定など、ユニバーサルデザインにそったアドバイスをさせていただき、お客様に合わせて制作をさせていただきます。
※1) UD検定・初級 認定番号 第000960号
国際ユニヴァーサルデザイン協議会【IAUD】
https://www.iaud.net/
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