執筆者:後藤ようこ
ロゴデザインロゴマークデザインの作り方とコツ 〜ロゴマーク解説!おしゃれなロゴマークから学ぶ〜
- 2023年11月27日
- コラム
執筆者:後藤ようこ
後藤 ようこ取締役副社長
スキル
- ランディング(執筆)
- ディレクション
- コンサルティング
大学病院で看護師として働いたのち、看護教員の資格を取得し看護教育に携わりました。
現在は株式会社ノーブランドの取締役としてウェブサイトやパンフレット制作のディレクションを担当しています。(ディレクションは20年以上の経験を持ちます。)
また、医療系の出版社で医療記事の連載をした経験があります。医療記事をはじめ、販促物に掲載する原稿作成(ライティング)も担当しています。医療知識を持っているため、医療、介護、福祉関係のお客様が多いです
これまで学んできた、教育学、人間関係論、心理学などの知識を活かし、販売促進に関わるコンサルティングも行っています。
<記事の概要>
新たにロゴマークを作成する方のために、おしゃれでスタイリッシュなロゴデザインの解説をまとめました。目 次
1どんなロゴデザインが良いか迷ったら
こんなお悩みはありませんか?
◉どんなデザインのロゴマークにすればいいか悩んでいる。
◉新たにロゴマークを作るのだが、デザイナーにどのように頼めばいいかわからない。
◉おしゃれなロゴデザインが思いつかない。
当社は、約27年間にわたり、パンフレットやカタログ制作、ホームページ制作などを専門として業務を行ってきました。お付き合いした顧客の数は数千社に及びます。(弊社の実績は、お客様の感想をまとめた『リアルな声』を御覧ください。生の声をそのままアップしています。別ウィンドウで開きます。)
弊社では、カタログやパンフレットデザインの他に、ロゴマークデザインも承っています。
新規開業や起業する時に、一番最初に考えるのがロゴマークデザインです。
新しいスタートに、気に入ったロゴマークでビジネスを始めたいと、誰もが思います。
しかし、思った以上に、ロゴマークデザインは難しいものです。
考えれば考えるほど、どのようなマークが良いか分からなくなります。
そんな時の特効薬は、やはり他社のロゴデザインを参考にしながら、自社のイメージをどうしたいか考えていくことです。マークをコピーすることが禁忌ですが、ビジュアルの参考にして、自分の考えをまとめるのには非常に良い参考資料になります。
このブログでは、街で見かけたおしゃれなロゴデザインを、デザイン会社の視点で分析し、皆様のお悩み解決の一助になれるよう記事をまとめています。
この記事を読み終わった頃には、気に入ったロゴマークデザインの考えがまとまるかもしれません。
ぜひ、参考にしてください。
2みらい横丁
みらい横丁とは
『みらい横丁』は、横浜 みなとみらいにあるランドマークタワーにあるエンタテイメントゾーンです。ランドマークタワーのドックヤードガーデン B1F・B2Fにあり、昼も夜も楽しめる選りすぐりの飲食店が入っています。世界の港町の酒場をイメージしたお店が多く、気軽に立ち寄れる隠れ家スポットになっています。
多くの人が行き交う賑やかな通りとは違い、少し静かでゆったりとした空間で、レトロとアーバンスタイリッシュが混ざりあった、オシャレな飲食店エリアです。
レトロとお洒落が融合したロゴマーク
『みらい横丁』のロゴマークはレトロな雰囲気と、アーバンスタイリッシュの2つのイメージが融合したオシャレなデザインになっています。『みらい横丁』のロゴマークは、ロゴマークとロゴタイプの2つで構成され、特に、『みらい横丁』部分のロゴタイプの書体のチョイスが秀逸です。
細い丸ゴシックを使いながらも、遊び心のある形に書体を形作るとはニクイ演出ですね。
さらに、ひらがなと漢字のバランスもよく、画数の多い『横』の隣に、画数の少ない『丁』を並べることで、重たい漢字のイメージを払拭することに成功していると言えるでしょう。
さらに、横長のサインでも縦長のサインでも良いように、微妙にロゴタイプの配置を変えている所も秀逸です。
横長タイプと縦長タイプの両方を用意して、どちらも収まり良いスタイルに収まっていることが分かります。
横型
縦型
縦型のロゴマークも横型のロゴマークも『みらい横丁』の文字の配置に遊びをいれることで、躍動感の感じられるマークになっているところが素晴らしいです。
また、ロゴマークの方は『DOCK YARD GARDEN』の3つのお皿のようなマークもお洒落です。
『みらい横丁』のロゴタイプだけだと、色味がないので、人々の印象に残りにくいです。特に、細い書体を使っていますので尚更です。しかし、『DOCK YARD GARDEN』の3つのお皿のようなマークが、とても印象に残りやすいアクセントになっています。お皿のようなマークになっていることで、飲食店のイメージも想起させますよね。一見、ラーメン屋さんのようにも見えますが、それも戦略の一つだと思います。
横丁というネーミングにしたことで、どこか昭和レトロのイメージを醸し出しています。
昭和レトロを表現するための、細い動きのある書体と、ラーメン屋さんのようなお皿のマークが、近代的な建物と絶妙に合う素晴らしいロゴマークだと思います。
ロゴマークとロゴタイプ。
どちらが欠けても成り立たない。
一緒に並べることでお洒落な印象を与える優秀なロゴマークです。
ロゴマーク作成サービス
3FM Yokohama
1985年12月20日に、FMラジオ放送局として日本全国で21番目に開局したラジオ放送局です。
Fm yokohama(エフヨコ)は、横浜市民に深く愛されているラジオ局で、みなとみらいのランドマークタワー10階にあり、横浜の中心から様々な情報を発信してくれています。
Fm yokohama(エフヨコ)といえば、“Fm yokohama 84.7”までがラジオ局の名称です。Fm yokohama 84.7で覚えていますので、どこにいても、即座にチューナーを合わせることが出来ます。そんなFm yokohama(エフヨコ)のロゴマークが、とても秀逸なのでご紹介します。
計算された秀逸なロゴマークデザイン
下記がFm yokohama(エフヨコ)のロゴマークです。
ロゴマークとロゴタイプの組み合わせのロゴですが、左のロゴマークは、レコード盤の溝を想起させるデザインですが、よく見ると波を表しているのが分かります。横浜は港町ですので、波をメインのビジュアルイメージにしたのは、大正解だと思います。
さらに、よく見てみると、白い波しぶきの部分が『FM』というアルファベットになっています。この演出は、最高に素晴らしいと思います。
Fm yokohama(エフヨコ)のリスナーなら分かると思いますが、Fm yokohama(エフヨコ)で流れる音楽は、とてもセンスが良く、車の中で聞いていても、時折、心地よいサウンドに癒やされる事が多いです。丸い波しぶきのイメージは、なんとなくレコード盤を彷彿させるので、音楽のイメージがスタイリッシュに伝わってきます。
また、右側のロゴタイプの書体もスタイリッシュですね。
『84.7』の数字の見せ方は、かっこいいです。
左のロゴマークが丸なので、右側は少しシャープな印象を与えるデザインになっています。
また、色味は紺を使用していますが、これも落ち着いていていいと思います。
海のイメージなので、もう少し明るいブルーを使うところですが、誰にでも分かる色使い(視認性の高い)を用いたのも、広く愛されるラジオ局を目指すためには、良いカラーリングだと思います。
このロゴマークであれば、ステッカーなどのノベルティにしても、とても可愛らしくまとまります。
港町らしい、素敵なロゴマークだと思います。
ロゴマークデザインの際には、このような細かい部分の表現にも注意すると良いかもしれません。
4【PR】わたしのロゴデザイナー
◉事業を成功させるために絶対に良いロゴが欲しい!
◉ロゴが欲しいけど、どこに頼めばいいのかわからない?
◉依頼したデザインが気に入らなかったらどうしよう‥‥
◉作りたいイメージはあるけど、自分では作れないし‥‥
◉どんなロゴが良いのか自分でもよくわからない
このようなお悩みのある方は、『わたしのロゴデザイナー』さんに依頼しても良いかもしれません。バナーを掲載しておきます。