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宣伝のネタ帳

後藤ようこ

執筆者:後藤ようこ

Googleマップの口コミが飲食Googleマップの口コミが飲食店の宣伝に与える影響と活用法

  • 2025年01月22日
  • コラム

<記事の概要>

口コミは消費者と店舗の間を繋ぐ架け橋。信頼と共感を育む強力なツールです。Googleマップの口コミが飲食店の宣伝に与える影響と活用法についてまとめました。

1Googleマップ口コミの影響力

スマホと男性最近、週末のお出かけで楽しんでいるのが、Googleマップの口コミレビューを参考に飲食店を巡ることです。

遠方に車で出かけることが多いのですが、どこで食事をするか毎回悩んでいました。
そんな中、いつしか、目的地付近の飲食店をGoogleマップで検索し、口コミやレビューが魅力的な店を選ぶようになったのです。

以前はGoogleマップの口コミを見て店を選ぶという発想がありませんでした。
しかし、最近では投稿数が増え、写真や具体的なコメントが充実していることがきっかけで利用するようになりました。

口コミを参考にすると、他のメディアやガイドブックでは見つからない「穴場の飲食店」に出会うことができます。実際に訪れた人のリアルな感想を基に選べるため、評判の良いお店を見つけやすく、失敗がほとんどありません。

これまで訪れたお店はどこも「大当たり」。
美味しくてリーズナブル、接客も丁寧な名店に巡り合えるのが最大の醍醐味です。

この体験ができるのは、Google口コミの信頼性が高まり、多くのユーザーが情報を共有するようになったおかげでしょう。

かつて、某グルメサイトのステルスマーケティングが問題視されたことがありました。
広告目的の不自然なレビューは、情報の信頼性を大きく損ねます。その点、ステマを禁止し(※)、ユーザー目線の投稿を重視するGoogle口コミは、情報の信頼性と利便性を兼ね備えた機能として評価できます。

こちらは、最近、私が投稿したGoogleのクチコミです。

Googleクチコミ

※:Googleのクチコミはレビューを書いても、物理的なメリット(特典など)はありません。あくまでもユーザーの自発的な行動によるものです。逆にステマを誘導するとGoogleからペナルティをうけますので、店舗側は注意しましょう。

2Googleマップ口コミが実店舗の宣伝に有効な理由

ここからは、Googleマップの口コミがどのように実店舗の宣伝に効果的なのか、その理由を4つに分けて解説します。

信頼感

女性Googleマップ口コミの最大の魅力は「信頼感」です。実際に店舗を利用したユーザーが、自分の言葉で率直にレビューを書いており、良い点だけでなく、物足りなかった点についても記載されていることが多いです。
こうしたリアルな感想は、単なる宣伝文句よりも説得力があり、信頼できる情報源となります。利用者の生の声が集まるため、初めて訪れるお店でも安心して選ぶことができます。

広範囲なアクセス


Googleマップは日本全国だけでなく、全世界を網羅しています。そのため、どんな地域でも行きたい場所の情報を簡単に検索できます。この広範囲なカバー力により、多くの利用者に店舗の情報がリーチする点が大きなメリットです。例えば、旅行先でも簡単に飲食店や観光スポットを見つけられるため、非常に利便性が高いツールです。

アルゴリズム効果

Googleマップでは、アルゴリズムによって表示される店舗の順位が決まります。評価の高い店舗や口コミが多い店舗が上位に表示されるため、ユーザーは質の高いお店を簡単に見つけられます。この仕組みは、店舗にとっても口コミを増やし評価を上げるモチベーションにつながります。口コミ数や評価の星、具体的なコメントなどがアルゴリズムに反映される合理的な仕組みです。

口コミと写真の相乗効果

口コミには、写真が一緒に掲載されることが多く、これが店舗の魅力を伝える重要な要素になっています。写真を通じて店舗の雰囲気や料理の見た目がわかるため、訪れる前に具体的なイメージを持てます。また、駐車場の場所や行き方といった実用的な情報も口コミに含まれることがあり、非常に便利です。特にウェブサイトを持たない店舗の場合でも、ユーザーがアップした写真のおかげで詳細を把握できます。

3Googleマップ口コミの活用法(消費者向け)

口コミの見方

①クチコミを書きたい店を検索する

Googleの検索バーにキーワードを入れて検索します。

②お店の情報を確認する

お店が間違っていないか右側の情報を確認します。

③口コミのリンクをクリックする

右側に表示されているお店情報の「口コミ」のリンクをクリックします。

クリックすると、これまで投稿された口コミが閲覧できます。
口コミには、お店の感想だけでなく、撮影写真なども投稿されていますので、とても参考になります。

口コミの投稿方法

実際に、自分でGoogleの口コミを投稿するときは、まずは、Googleアカウントにログインした状態でお店を検索しましょう。Googleアカウントを複数持っている人は、どのアカウントで書き込むのか確認して、ログインします。

上記の「口コミ」のリンクをクリックすると、書き込めるボックスが表示されます。

口コミを書き込むボックスが表示

口コミを投稿する前に、Googleのポリシーなどをきちんとチェックしましょう。投稿するお店があっているかも再度確認します。
Google口コミ

レビューを書き込む

5つの星で全体評価をしたり、具体的に感想を書き込んだり、写真を投稿して「投稿ボタン」を押します。

注意点

Googleの口コミを書き込む際には、以下のポイントを押さえることが重要です。公正で信頼性のあるレビューを書くことで、他の利用者に役立つ情報を提供しつつ、サービス提供者にも公平なフィードバックを与えることができます。

1.自分の体験に基づいたレビューを書きましょう

実際に利用したサービスや購入した商品に基づいて、自分の体験を記述することが基本です。
口コミを読む人は、そのサービスや商品を試すべきかどうかを判断する参考にします。体験に基づいた具体的な情報を書くことで、読者にとって価値のあるレビューとなります。

2.具体的な情報を提供しましょう

「何が良かったのか」「どこに改善が必要だったのか」を具体的に書くことが重要です。
感情的な表現だけではなく、具体的なエピソードや状況を共有することで、より説得力が増します。

3.公平な視点を持ちましょう

感情に流されず、冷静に自分の体験を振り返り、良い点と悪い点の両方をバランスよく書くように心掛けましょう。
ネガティブな内容を書く場合も、誹謗中傷や攻撃的な言葉は避け、建設的なフィードバックを意識します。

4.誤解を招かないようにすしましょう

書いた内容が他人に誤解を与えないように、正確かつ簡潔に書くようにしましょう。
事実と自分の感想を区別することも重要です。

5.他の人が参考にしやすい内容にしましょう

お店やサービスの特徴(価格帯、利用シーン、営業時間など)を簡潔に触れると、口コミを読む人にとって有益な情報となります。

6.法的・倫理的な注意を忘れないようにしましょう

他の利用者や従業員の名前を無断で書き込むなどはしないようにしましょう。
事実に基づかない情報や、虚偽の情報も書かないように。
悪意を持った攻撃的な投稿は控えるほうが良いでしょう


口コミは、他の利用者の参考になるだけでなく、お店やサービス提供者にとっても貴重なフィードバックの一つです。丁寧で公正なレビューを心がけましょう。

4店舗側が口コミを活用するメリット

店舗経営において、口コミは今や重要な集客ツールの一つとなっています。

特にGoogleマップやSNSの普及により、消費者の意見が実店舗の評価や集客に大きな影響を与えています。ここでは、店舗が口コミを活用するメリットについて、以下の3つのポイントから詳しく解説します。

集客効果:良い口コミが多い店舗は訪問者が増える

良い口コミは、店舗の「信頼度」を視覚的に示す重要な要素です。

例えば、Googleマップで検索すると、星評価やレビューの数が目に入ります。評価が高く、ポジティブな口コミが多い店舗は、訪問者に安心感を与え、初めての人でも気軽に足を運びやすくなります。

さらに、口コミが増えることで、Googleのアルゴリズムにより検索結果の上位に表示される可能性も高まります。これにより、特に観光地や競争が激しいエリアでは、口コミの多さが集客力を左右する重要な要因になります。
実例として、口コミで「料理が美味しい」「接客が丁寧」といった評判が広がることで、リピーターはもちろん、新規顧客の来店も促進されるケースが多いです。

改善のヒント:悪い口コミも次への改善に活かせる

悪い口コミは、一見ネガティブなものに思えるかもしれませんが、実は「改善のヒント」として非常に有用です。消費者が感じた課題や不満を知ることで、具体的な改善点を見つけることができます。例えば、「料理の提供時間が長かった」という口コミがあれば、キッチンの効率を見直すきっかけになります。

口コミは、顧客の声を直接聞ける貴重なフィードバックです。直接面と向かって伝えるのが難しい意見でも、口コミなら率直に書かれることが多いので、店舗運営における「気づきの材料」として活用できます。悪い口コミに適切に対応し、改善した結果、信頼度を回復した事例も珍しくありません。

対応次第で信頼度向上:レビューへの返信で顧客との関係を築く

口コミへの返信は、店舗側が顧客に直接コミュニケーションを取る大切な機会です。ポジティブな口コミには感謝の気持ちを伝え、ネガティブな口コミには誠実に対応することで、他の閲覧者に対しても「この店舗は顧客を大切にしている」と好印象を与えることができます。

例えば、「料理が冷めていた」という口コミがあった場合、「ご不便をおかけし申し訳ありません。今後の改善に活かします」といった返信をすることで、誠実さをアピールできます。このような対応は、その場で不満を解消できなくても、他の潜在顧客に「信頼できるお店」として認識されるきっかけになります。
また、常連客やリピーターが投稿したポジティブな口コミに返信することで、顧客との絆がさらに深まります。顧客との信頼関係を築くことは、長期的な集客効果にもつながります。

口コミは、店舗の評価を外部に伝えるだけでなく、集客、改善、信頼構築といった多方面で効果を発揮します。

良い口コミが集まれば店舗の認知度が上がり、悪い口コミも改善の材料として活用できます。そして、口コミへの返信を通じて誠実な姿勢を見せることで、顧客との信頼関係を築くことができます。

日々の口コミ対応を丁寧に行い、店舗の魅力を最大限に伝える努力をすることで、より多くのお客様に愛されるお店へと成長できるでしょう。

5結論:Googleマップ口コミの活用を広げよう

Googleマップの口コミは、店舗と消費者の双方にとって大きなメリットをもたらします。
店舗にとっては、口コミが効果的な宣伝手段となり、集客や信頼構築に繋がります。

一方で消費者にとっては、実際に利用した人々の生の声を知ることができる信頼性の高い情報源となっています。この双方向性が、Googleマップ口コミの最大の魅力です。

店舗にとってのメリット

店舗は口コミを活用することで、より多くの潜在顧客にリーチすることができます。特にポジティブな口コミは、店舗の魅力を視覚的かつ簡潔に伝えるツールとなり、信頼度を高めます。また、口コミをもとに改善点を見つけることで、サービスや商品をより良いものにするヒントを得られます。さらに、口コミへの丁寧な返信を通じて、顧客との信頼関係を築き、リピーターを増やす効果も期待できます。

消費者にとってのメリット

消費者は口コミを活用することで、訪れるべき店舗を効率的に見つけることができます。例えば、「どんな料理が人気なのか」「接客や店内の雰囲気はどうか」といった具体的な情報が口コミから得られるため、失敗の少ない選択が可能です。また、実際に投稿された写真やレビューが充実していることで、訪れる前に店舗のイメージを掴むことができ、安心して足を運べます。


消費者と店舗の相互作用で生まれる良い循環

消費者が口コミを投稿し、それを参考に新たな顧客が訪れる。

このようにして、Googleのクチコミを通して消費者と店舗の間で良い循環が生まれます。
このサイクルが続くことで、口コミの信頼性がさらに高まり、多くの人々にとって役立つ情報源として成長していきます。また、口コミを活用することで、消費者はより良い食体験を得られ、店舗は運営の質を向上させるきっかけを得られるため、双方にとって大きなメリットがあります。

Googleマップ口コミで飲食店巡りの楽しさを広げる

Googleマップの口コミを活用すれば、観光地や普段通らないエリアでも、地元の人しか知らないような「穴場」を見つけることができます。

これにより、飲食店巡りは単なる食事だけでなく、新しい発見や冒険の楽しさを加えた充実した体験へと変わります。また、口コミを投稿することで、自分の体験を他の人と共有し、誰かの次の食体験を後押しするという満足感も得られるでしょう。

女性と本参考までに、最近、私が書いた口コミをご紹介します。いずれもランチに訪れた飲食店です。Google口コミの投稿の参考になればと思い、ご紹介いたします。
画像をクリックして御覧ください。

あづま屋

鎌倉お昼ごはん

足利 ベル

6今こそ、Googleマップ口コミを活用しよう

GoogleMaps口コミは、消費者と店舗の間を繋ぐ架け橋であり、信頼と共感を育む強力なツールです。店舗側は口コミを通じて自らの魅力を発信し、消費者の声を取り入れて成長できます。一方、消費者は口コミを頼りに、自分に合った素敵なお店を見つけることができるでしょう。Googleマップ口コミを活用することで、飲食体験はさらに楽しく、豊かなものになるはずです。

さあ、次のお出かけでは、Googleマップの口コミを活用して、新しいお気に入りのお店を見つけてみてはいかがでしょうか?

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後藤ようこ

執筆者:後藤ようこ

後藤 ようこ取締役副社長

スキル

  • ランディング(執筆)
  • ディレクション
  • コンサルティング

大学病院で看護師として働いたのち、看護教員の資格を取得し看護教育に携わりました。
現在は株式会社ノーブランドの取締役としてウェブサイトやパンフレット制作のディレクションを担当しています。(ディレクションは20年以上の経験を持ちます。)
また、医療系の出版社で医療記事の連載をした経験があります。医療記事をはじめ、販促物に掲載する原稿作成(ライティング)も担当しています。医療知識を持っているため、医療、介護、福祉関係のお客様が多いです
これまで学んできた、教育学、人間関係論、心理学などの知識を活かし、販売促進に関わるコンサルティングも行っています。

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